雨風、そして日差しを防ぐタープ。
ぼくはソロキャンプの時にはタープを張らないことも多いのですが、グループキャンプに行くときにはほぼ必ず持っていくお気に入りのタープ(シェード)があります。
それが、Coleman タフスクリーンタープ/400です!
今回はそんなタフスクリーンタープの特長や実際に使ってみての気に入っているところ、注意点などをご紹介します!
Coleman タフスクリーンタープ/400の特長
スペック
タフスクリーンタープ/400のスペックは以下の通りとなっています。
- 展開サイズ:約400×360×210(h)cm
- 収納サイズ:約Φ26×74cm
- 重量:約12.5kg
- 耐水圧:約2,000mm
まず、このサイズの広さですとだいたい使用人数は最大8人というところでしょうかね。
ぼくはソロキャンプでも使うことがありますが、やや持て余し感はあるものの、広くて中で快適に過ごせますよ。
収納サイズ、重量はそれなりに大きめ、重め。
とてもじゃないけど徒歩キャンプでは運ぶのは不可能です。オートキャンプ前提ですね。
耐水圧は2,000mmとなっていて、大雨でも余裕で耐えられる、かなり安心感のあるスペックです。
身近な「ビニール傘」と比較してみると、
- ビニール傘の耐水圧: 約250〜500mm
- タフスクリーンタープ/400: 2,000mm(傘の4〜8倍!)
意外かもしれませんが、普段使っている傘の耐水圧はそれほど高くありません。
それでも雨を防げるのは、表面が滑らかで水がすぐに流れ落ちるからです。
一方、タープは「面」で雨を受け続けるため、傘よりもずっと高い数値が必要になります。2,000mmあれば、バケツをひっくり返したような土砂降りでも、中まで水が染み出してくることはまずありません。
キャンプ用のタープの標準的な耐水圧が1,500mmくらいですので、嵐でもなければ十分に耐えられます。そもそも嵐のときにキャンプをしないでください。
「もっと耐水圧高いタープの方がいいんじゃない?」と思われる方もいるかもしれませんが、高くなればなるほど当然生地の厚みや重さも増していきますし、通気性も悪くなって結露が発生しやすくなったりするので、何事も適量がいいですよ。
1人でも設営可能なアシスト機能

こちらのタフスクリーンタープ/400、一人でも結構簡単に設営できます!
それは、「アシストクリップ」というものがあるからです。
このサイズのタープを一人で建てる際、一番の難関は「ポールの端をピンに差し込んだ後、反対側に回っている間に抜けてしまうこと」です。
アシスト機能(アシストクリップ)は、ポールをしっかり固定してロックしてくれるので、手を離してもポールが外れません。これがあるおかげで、家族を待たせず、あるいはソロでも、まるで「誰かに支えてもらっているような感覚」でスムーズに立ち上げが可能です。
強風でもびくともしないアルミ合金製メインポール
巨大な壁面を持つスクリーンタープにとって、最大の天敵は「風」です。
安価なモデルに多いグラスファイバーやスチール製ポールは、しなりすぎて折れたり、逆に重すぎて扱いにくかったりします。
このモデルに採用されているアルミ合金は、軽量ながらもしなやかで強靭。
風を「いなす」構造になっているため、中野の突風のような急な天候変化でも、しっかりと自立し続ける信頼性があります。
ぼくもそれなりに風が吹いているときに張ったことがありますが、しっかりストームガード(ガイロープ)も張れば「え…?本当にぶっ壊れない…?大丈夫…?」といった不安はありませんでした。
室内の空気循環を促すサークルベンチレーションシステム
「耐水圧2,000mm」の裏側で重要になるのが、この通気システムです。
暖かい時期の蒸れはもちろん、寒い時期にフルクローズして中で過ごすと、人の吐息や外気との温度差で壁面に水滴(結露)がつきます。
上下に配置されたベンチレーション(換気口)が、暖かい空気を上に逃がし、新鮮な空気を取り入れる「空気の道」を作るため、締め切った状態でも快適な空間を保てます。
とはいえ、実際に冬や春先にフルクローズで寝ると、朝にはそれなりに結露します。
耐水圧が高い分、逃げ場のない湿気が内側に溜まるのは仕方ないですね。
対策としては、少しだけメッシュ部分を開けて寝るか、あるいは『結露はするもの』と割り切って、撤収時にしっかり乾かす時間を計算に入れるのが、このタープと長く付き合うコツです。
テント連結が容易なジョイントフラップ付き

このスクリーンタープに対応するテント(連結対応表参照)と連結する際、隙間を埋めてくれる専用の「幕」が最初から付いています。
これがあることで、タープ(リビング)とテント(寝室)を一体化させ、雨天時でも傘をささずに移動できる「2ルーム構造」を後付けで実現できます。
わざわざ別売りのパーツを買う必要がなく、初心者でも迷わず連結できる親切設計です。
Coleman タフスクリーンタープ/400の気に入っているところ
ここからは、実際に使ってみてぼくが個人的に気に入っているところをご紹介しましょう。
カンガルースタイルにしても十分広い

ツーリングドームのインナーだけ持って行ってカンガルースタイルにすることが多いのですが、その相性がとてもいいです。
インナーテントを入れても、残りのスペースはにテーブルと椅子6脚は置けるくらいのスペースがあります。
冬であれば、インナーテントを使わずにコットだけを入れて使用します。
ソログルキャンプで行くときはぼくはこのタープのはじっこに寝室スペースを作り、残りのスペースをみんなのリビングとして使用します。
全面フルメッシュにできる

スクリーンタープとかシェードの中には、そもそもオープン・クローズできる面が限られていたり、メッシュにできる面が限られていたりするのですが、このスクリーンタープ/400は全ての面がメッシュにできます。
これによって、夏に使用しても風通しが抜群で蒸し暑くないですし、スクリーンの中にいても360°景色が楽しめます。
天井が高い
このスクリーンタープの特筆すべきは天井の高さです。
高さが210cmもあるので、中で着替えたり荷物を出し入れしたりする際も、腰をかがめる必要が一切ありません。
この「かがむ必要がなく直立できる」という要素はキャンプをやっているとわかるのですが、かなりストレスフリーです。
Coleman タフスクリーンタープ/400の注意点
メリットの多いタフスクリーンタープ/400ですが、実際に使い込んで分かった「ここは工夫や覚悟が必要」というポイントも正直にお伝えします。
天井にフックがない
このタープの最大の泣き所は、天井のセンターにランタンを吊るすフックがないことです。
400×360という広い空間を効率よく照らしたいとき、真ん中に光源を置けないのは少し不便に感じます。
なので、ぼくはランタンスタンドを中央付近に立てるか、強力な「マグネットフック」で生地を挟んで吊り下げ場所を作っています。
また、一酸化炭素チェッカーなどを吊るす際も同様の工夫が必要です。
これから購入する方は、吊り下げ手段もセットで考えておくことをおすすめします。
ぼくはこんなマグネットフックをいくつかバックパックにぶら下げています。
煙突穴はない
タフスクリーンタープは、基本的に薪ストーブの使用を想定した設計ではありません。
もちろん煙突穴(ポート)はないため、冬場に薪ストーブを持ち込むにはかなりの工夫が求められます。
力技でベンチレーターから煙突を出している事例も見かけますが、このタープの生地はコットン混紡(ポリコットン)ではなく、通常のポリエステルです。
火の粉が飛べば一瞬で穴が空きますし、熱による生地の溶解リスクも高いです。
メーカー推奨外の使い方は、あくまで自己責任。
基本的には薪ストーブよりも、石油ストーブとか厚手のシュラフ、ポータブル電源+電気毛布での防寒などが現実的です。
撤収が結構大変
広大な居住スペースと引き換えに、撤収作業のボリュームはそれなりにあります。
生地の面積が広いため、一人だと端から端まで手が届かず、風がある日は大きな帆のように煽られてしまいます。
また空気が抜けにくいのでフルクローズ状態で畳もうとすると、中に空気が溜まってパンパンになり、なかなか収納袋に収まりません。
この後のパートで撤収のコツをご紹介しますね。
撤収のコツ
このサイズのタープを一人で撤収するのは一見ハードルが高いですが、ちょっとしたコツで「空気との戦い」や「風との戦い」を制することができます。
各面をあえて「数センチ」だけ開けておく
畳むときに全ての面をフルクローズしてしまうと、幕体の中に巨大な空気の塊が閉じ込められてしまいます。これでは、どれだけ上から押さえても空気が抜けず、最終的に収納袋に収まりません。
ジッパーを完全に閉め切らず、各面の端を10cmほど開けておくのがコツです。こうすることで、畳んでいく工程で自然と空気が外へ押し出され、余計な膨らみを作らずにコンパクトにまとめることができます。
ちなみにこのスクリーンタープに限った話でもなく、他のテントでも使えるテクニックなので知らなかった方は覚えておくとよいですよ。
ペグを最初に全部抜かない
ポールを外す前に全てのペグを抜いてしまうのは、おすすめしません。
大きなタープは少しの風でも簡単に煽られます。
支点がない状態で畳み始めると、風で幕が暴れて作業が中断するだけでなく、最悪の場合、幕がどこかへ飛んでいってしまう危険もあります。
ペグを抜く前にポールを外し幕を広げたら、風上側のペグを2〜4本残したままにしておきましょう。
ペグが「重し」と「支点」の役割を果たしてくれるので、一人でもバタつかずに生地を整えることができます。
最後の最後、収納袋に入れる直前の細長い状態になってからペグを抜くのが一番安全です。
クリップを使う
ソロ撤収において、手がもう一本欲しいと感じる瞬間を解決してくれるのが「大きめの洗濯バサミ(強力クリップ)」です。
400×360の広い生地を折り畳んでいく際、端を揃えても別の端を折っている間にズレてしまいがちです。
そこで、畳んで重なった部分をクリップでパチリと留めて固定してしまいます。
これだけで、まるで二人で端を持っているかのように安定し、仕上がりの綺麗さが格段に変わります。
強力なクランプや大きめの洗濯バサミを4つほど忍ばせておくだけで、撤収のストレスが激減しますよ。
ぼくはこんな感じのクリップを使っています。
どんな人におすすめ?
このスクリーンタープ/400、基本的には割と万人受けする使い勝手のいいタープだと思いますが、あえてどんな人におすすめかっていうのを考えてみました。
「究極の引きこもりソロキャンプ」を楽しみたい人
「寝る場所」と「くつろぐ場所」を分けて引きこもりたいソロキャンパーに最適です。
400×400の広さがあれば、ツーリングドームなどのインナーを入れても、手前に広大なリビングが残ります。
雨の日でも、すべての荷物を幕内に入れて、椅子に座ったまま手の届く範囲で完結する「お座敷スタイル」や「快適リビング」を作りたい人には、これ以上の選択肢はありません。
「ソログル(ソロキャンプの集まり)」のホスト役になる人
「寝る時は別々だけど、夜はみんなで集まって飲みたい」というソログルスタイルにおいて、このタープは最強の「共有リビング」になります。
4面すべてをメッシュにできるため、夏場でも蒸れずに大人数が集まれます。自分が寝床として使いつつ、残りのスペースを仲間の宴会スペースとして提供する。そんな「ベースキャンプ」的な役割を担うことが多い人には、このサイズ感が武器になります。
「シェルター」としての安心感を求める人
オープンタープ(布一枚のタープ)だと、風や雨、虫、そして外からの視線が気になる…という方におすすめです。
フルクローズにすれば外気や視線をシャットアウトでき、フルメッシュにすれば開放感と防虫を両立できます。
天候の変化に左右されず、常に「壁がある安心感」の中でキャンプを楽しみたい人には、心強いシェルターになります。
まとめ
Colemanのタフスクリーンタープ/400をご紹介しました。
広大な400×400の空間、全面フルメッシュの開放感、そして一人でも設営を可能にするアシスト機能。このタープは、単なる日よけ・雨よけの道具を超えて、キャンプ場に「自分だけの快適なリビング」を出現させてくれる心強い相棒です。
もちろん、12.5kgという重さや、撤収時のちょっとしたコツが必要など、大型モデルゆえのハードルはあります。
しかし、一度設営を終えてその広い空間に身を置いてしまえば、そんな苦労も吹き飛ぶほどの「贅沢な時間」が待っています。
- ソロで広々と「引きこもりキャンプ」を楽しむ
- ソログルの仲間が集まる「宴会場」を提供する
- 天候や虫を気にせず、シェルターの中で安心して過ごす
そんなスタイルに憧れる方にとって、このタフスクリーンタープ/400は間違いなく価格以上の価値を提供してくれます。
もし、あなたが「今のキャンプスタイルにもう少しゆとりと安心感が欲しい」と感じているなら、ぜひこの広大な400サイズをフィールドで体感してみてください。きっと、次のキャンプがもっと楽しみになるはずです!


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