キャンプの夜、地面の硬さや冷え込みに悩まされたことはありませんか?
マットを敷いてもどうしても身体が痛い、あるいは冬の底冷えが辛いという方にとって、有力な選択肢になるのが「コット(キャンプ用ベッド)」です。
コットは地面から身体を浮かせることができるため、夏は通気性が良く、冬は冷気の影響を受けにくいという大きなメリットがあります。
しかし、種類によっては非常に重かったり、設営に力が必要だったりと、選ぶ際に注意すべき点も少なくありません。
今回は、コットを導入するメリット・デメリットから、高さや設営方式による違いまで、初心者の方が自分に合った一台を選ぶためのポイントを整理しました。
コットを導入するメリットとデメリット
マットではなく、あえてコットを使う理由はどこにあるのでしょうか。
メリット
- 地面の影響をほぼ受けない: 地面が砂利でも、多少の傾斜があっても、布一枚のテンションでフラットな寝心地を確保できます。
- 温度調節がしやすい: 夏は下に空気が通るので涼しく、冬は地面からの冷気を直接受けないため、シュラフの性能を活かしやすくなります。
- ベンチや荷物置きにもなる: 寝る時以外は、椅子代わりに座ったり、散らかりがちな荷物を置いたりと、サイト内の整理に役立ちます。
デメリット
- 重くてかさばる: 軽量・コンパクトなモデルもありますが、基本的にはマットよりもだいぶ重量があり、積載スペースを圧迫します。
- 設営・撤収の手間: フレームを組み立て、布にテンションをかける作業が必要です。
- テントのサイズを選ぶ: 天井が低いテントだと、コットを入れることで圧迫感が出たり、最悪の場合入らなかったりすることもあります。ちゃんとテント内・テント入口のサイズを確認しましょう。
「高さ」で選ぶ
コット選びで最も重要なのが「高さ」です。
ハイコット(高さ約30〜50cm前後)

- 特徴: 乗り降りが楽で、ベンチとしても使いやすい高さです。コットの下を収納スペースとして活用できるのも大きな利点です。
- 注意点: 重くて収納サイズが大きくなりがちです。また、天井が低いテントだと圧迫感があります。
ローコット(高さ約20cm前後)

- 特徴: 重心が低いため安定感があり、天井の低いテントでも圧迫感なく使えます。軽量なモデルが多く、ソロキャンプに向いています。
- 注意点: 一度座ると立ち上がるのに少し力が必要で、下を収納として使うのは難しいです。
2WAYコット

- 特徴: 脚のパーツを付け替えることで、ハイとローの両方を使い分けられるタイプです。
- 注意点: 非常に便利ですが、パーツが増える分だけ価格が高くなり、重量も増える傾向にあります。
「設営方式」で選ぶ
コットの組み立てには、主に2つの方式があります。
レバーロック式
脚の部分にレバーが付いており、テコの原理で布をピンと張る方式です。
- 長所: 少ない力で強いテンションをかけられるため、女性や力が弱い人でも扱いやすいです。
プッシュ式・差し込み式
フレームを力ずくで押し込んだり、しならせたりして固定する方式です。
- 注意点: 構造がシンプルで軽量なものが多いですが、組み立てにかなりの握力や腕力を必要とするモデルもあります。購入前に口コミなどで「硬さ」を確認しておくのが無難です。
素材と耐荷重の確認
- フレーム: アルミニウム合金(ジュラルミン)製は軽くて丈夫ですが、スチール製は安価な代わりに非常に重くなります。
- 生地: ポリエステルやナイロンが一般的ですが、厚み(デニール数)があるほど耐久性が高く、体が沈み込みにくくなります。
- 耐荷重: 自分の体重だけでなく、寝返り時の衝撃や、ベンチとして複数人で座る可能性を考慮し、余裕のある数値(100kg〜120kg以上など)を選びましょう。
まとめ
コットは必須のギアではありませんが、導入することでキャンプの夜の快適さは大きく向上します。
またコットによって結構布のテンション感に違いがあり、めちゃくちゃ沈むものから高反発なものまで様々です。
こればかりはもう各自の好みとしか言えないので、できればお店で試したり、レンタルで試したりしながら買った方が失敗は少ないかなと思います。
積載やテントの高さに余裕があるならハイコット、軽量化を優先するならローコット。
まずは自分のテントのサイズと移動手段を考え、無理なく扱える一台を探してみてください。しっかり眠れるようになれば、翌日のキャンプの楽しさも変わってくるはずです。
ぼくが使っているコットを含めた寝具のご紹介はこちらでしていますのでぜひご覧ください。



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