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バックパックひとつ、電車で行く「徒歩キャンプ」の始め方。車なしでも役立つ装備のコツ

徒歩キャンプ

みなさま、キャンプをどのようなスタイルで楽しんでおられるでしょうか?

ソロキャンプも流行ってはきていますが(もうブーム終わったか?)、世の中のキャンパーの多くはご家族で行くファミリーキャンプだったり、友達とワイワイ行くグループキャンプだったりを楽しんでいる方々かと思います。

そこからさらにキャンプ沼に片足突っ込んだ方、ぜひソロキャンプ、それも徒歩キャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

今回は、キャンプの可能性を広げる徒歩キャンプの始め方をご紹介してみたいと思います!

徒歩キャンプとは?

「徒歩キャンプ」とは、まぁ読んで字の如くですが、「徒歩で行くキャンプ」のことです。

徒歩圏内にキャンプ場がある人は別として、もちろんキャンプ場まで全て徒歩で行くなんてことは到底無理なので、「公共交通機関を駆使して行くキャンプ」のことを指します。

車を使わず、電車、バス、場合によってはタクシーなどの交通機関を乗り継ぎながら歩いてキャンプに行くのです。

都内からでも2〜3時間で到着するキャンプ場は結構ありますので、意外と行けるもんですよ。

徒歩キャンプのメリットは?

さて、なんで文明の利器である車を使わずに、わざわざ徒歩キャンプなんていう苦行をするのでしょうか。

それにはいくつかのメリットがあるからです。ご紹介しましょう。

車(免許)を持ってなくても気軽にキャンプに行ける

まぁこれが最大のメリットでしょうね。

ぼくもそうですが、首都圏に住んでいる方は車をお持ちでない方も多いのではないでしょうか?

最近ではカーシェアも普及して、気軽にレンタカーを借りることができるようになりましたし、なおさらマイカーが不要になってきています。

ぼくはオートキャンプに行く時はカーシェアを利用するのですが、やっぱり1泊2日の利用って結構高いんですよね。特に一人で行く時は割り勘もできないのでそれなりに割高になります。

まぁそれでも都内で車を所有するよりは安く済むのでカーシェアを使うのですが、その費用をかけずに気軽にキャンプに行けるならそれに越したことはないわけです。

そんな悩みを持つあなたに徒歩キャンプ。

車(免許)がなくても電車さえ動いていればレンタカー予約不要でいつでもキャンプに行けるのです!

いつでもお酒が飲める

まぁこれは酒飲み限定にはなりますが、いつでもお酒が飲めちゃうってことも大きなメリットではないでしょうか。

車で行くキャンプの時は、移動中はもちろん飲めませんし、帰り道に温泉にゆっくり浸かってさぁ風呂上がりに一杯!なんてことも当然できません。つらいですよね。風呂上がりのビール美味いもんね。

徒歩で行くキャンプであれば、そんな酒飲みキャンパーの夢が叶えられるのです!

ぼくはそこまで大酒飲みではないのであんまりやりませんが、なんならキャンプ場で起床即乾杯なんてこともできてしまいます。

移動中も、電車に揺られ車窓からの風景を眺めながらのんびりお酒を嗜むなんてことも、旅情があふれていいですよね。

交通費が抑えられる

車でキャンプに行くと、それなりに費用がかかりますよね。

車を持っていない方はレンタカー代、持っている方でも高速代、ガソリン代、結構嵩むものです。ソロキャンプだとそれを全て一人で負担しなければならないわけですから、どうしても割高になっちゃいますよね。

公共交通機関であればその費用がかなり抑えられますよ。

渋滞に悩まされない

皆さんがキャンプに行くのって基本休日ですよね。
そんな時にキャンプ場に向かうとほぼ必ず遭遇しがちなのが「渋滞」です。

電車なら、まぁ運休とか遅れとかはあり得ますが、基本的に大渋滞レベルになることは稀です。

せっかくのキャンプで渋滞に巻き込まれてキャンプ場に到着するのがめちゃくちゃ遅くなってキャンプを楽しむ時間が減った…なんていう悲劇のリスクを少しでも減らせるのが徒歩キャンプなのです。

移動中好きなことができる

車を運転している時にできることってせいぜい音楽聴くとかラジオ聴くとかくらいですよね。

電車やバスを利用する徒歩キャンプなら、そんな移動時間も超自由に過ごせます!

ゲームしててもいいし、読書しててもいいし、お酒とつまみで1杯やってもいいし、寝ててもいいし、ただただ瞑想に耽るでも、なんでもできます。良識の範囲内で。

オートキャンプだとシンプルな「移動」になってしまう時間を、自分の時間として有効活用できるのです。これは徒歩キャンプにしかないメリットですよね。

車が乗り入れできないキャンプサイトも選びやすくなる

キャンプ場には車の乗り入れ・横付けができないサイトがあるところも多くあります。

オートキャンプが基本になっていると、どうしても荷物が多くなったり、大物のギアが増えてしまい、ギアの運搬が必要な車乗り入れ不可サイトは避けがちになってしまいます。

そこで、徒歩でも行けるレベルのギアセットを揃えておくことで、車で行く時にも車とサイト間の荷物の運搬も最小限に抑えられるようになり、キャンプ場選びの可能性が広げられますよ。

なんか玄人感が出る

これはメリットなのかよくわかりませんが、なんか「バックパックひとつで徒歩でキャンプに行く」って玄人感ありません?

みんなが大きなキャンプギアをぎゅうぎゅうに車に詰め込み、大掛かりなキャンプをやっている中であえて「最小限のギアで一人自由かつ孤高のキャンプを楽しむ」みたいな逆張り感。憧れませんか。ぼくが中二病を引きずっているだけかもしれません。

キャンプギアって増やせば増やすほど当然快適に過ごせますが、あえて多少の不便を残しておくことでキャンプ本来の楽しみ的なものを味わえるのではないでしょうか。

まぁ「キャンプ本来の楽しみ」なんてないんですけどね。なんでもその人が楽しければいいんですよ。

徒歩キャンプを始めるには?

さて、徒歩キャンプのメリットがわかったところで、いざ徒歩キャンプを始めるにはどうすればいいのでしょうか?

まぁ特に難しいことはないのですが、徒歩で行くわけですから当然荷物に制限があります。

そんなギア選びにいくつかポイントがありますのでご説明します。

荷物を軽くする

まずはやはり荷物をできるだけ軽くするために「とにかく小型・軽量のキャンプギアを揃える」ってことですね。
いわゆるUL(ウルトラライト)系ギアとか呼ばれるようなやつです。

もちろん「ギアの数を減らす」も有効です。

登山とかの世界ではULの定義として、「ベースウェイト(食料や水、燃料などを除いた荷物の総重量)が4.5kg以下」と言われるのですが、まぁ普通にこれを目指すのはかなり難易度が高いと思います。

あくまでこれは登山の世界の話であって、キャンプの場合は大荷物担いでずっと歩くとかはしないわけですし、ほとんどは電車やバスでの移動です。

ですので、個人的な体感としては一般成人男性ならベースウェイト=10kg〜12kgくらいなら十分に徒歩キャンプが楽しめると思います。

頑張って10kg以下に抑えられればかなり移動は楽ですが、それと引き換えにキャンプでの利便性・快適性も失われてしまいがちですから、闇雲に軽さだけを追い求めるとキャンプの楽しみが減ってしまうかもしれないです。要注意。

まぁぶっちゃけ言えば、その人が徒歩で運べるならどんなギアを選んでもいいのですけど。
軽くするのを諦めてめっちゃ体鍛えるとかでもいいと思います。
荷物軽くする方が早いと思いますが。

ちなみにぼくの徒歩キャンプギア基本装備のベースウェイトはなんと18kgでした
普通に重いのでもうちょい軽量化する方向で計画中です。乞うご期待。

徒歩キャンプをするために持っていた方がいいもの

次に、具体的に徒歩キャンプを実践するにあたり持っていた方がいいものをいくつかご紹介します。

テントとか椅子とかテーブルとかは星の数ほどありすぎてそれだけで数記事書く必要が出てくるので、ここでは基本的にあった方がいいものをざっくりご紹介します。

徒歩キャンプ用のギアってどんなものか見たい方は上でご紹介したぼくの徒歩キャンプ装備記事をご覧ください。

バックパック・スーツケース

これがないと始まらないのが、徒歩で荷物を運ぶためのバッグの類ですね。
これは2択あると思っていて、一つはバックパック、もう一つはスーツケースです。

ぼくはそれぞれ使用して徒歩キャンプに行ったことがあるので、ちょっとメリットデメリットを簡単に比較してみましょう。

種類メリットデメリット
バックパック・どんな道でも対応可能
・ちゃんと腰・背中で固定すれば体感重量は軽減される
・ポケットが多く小物の収納がしやすい
・めっちゃ山に行く感満載になる
・舗装された道でも背負う必要がある
スーツケース・転がせるので移動の負担が少ない
・見た目が「THE・キャンプ」って感じにならない
・舗装されていない道ではほぼ無力
・全ての重量を腕力に頼らざるを得ない
・上り坂がかなりきつい

仮に容量を同じとした場合、ぼくのおすすめはバックパックです。

上の表でも書いた通り、スーツケースは転がせるので楽かな?と思いがちなのですが(ぼくは実際それで最初にスーツケースで徒歩キャンプにチャレンジしました)、キャンプ場とかその周辺って舗装された道がなかったり、坂が多かったり、スーツケースを転がせる環境じゃないんですよね。

もちろん、家から駅までの道とか、駅構内なんかはスーツケースの方が圧倒的に楽ではあるのですが、いざキャンプ場に近づくとその無力さに打ちひしがれることになります。

バックパックは転がせないので基本背負うことになりますが、しっかりとしたバックパックを選べば腰、背中で重量を支えられるので体感は結構軽く感じますし、全ての重量を己の腕力に頼らなければいけないスーツケースよりもむしろ楽かもしれません。

電車に乗ってる時間は荷物下ろせますしね。せいぜい背負って運ぶのは移動中のトータル数十分だけです。

バックパックのデメリットとしては、「うわ、絶対この人キャンプ行くじゃん」感がめっちゃ出ちゃうことくらいですかね…これを気にするかどうかはあなた次第。
スーツケースの方がスタイリッシュ感は出ます。

ちなみに容量ですが、50L〜60Lくらいをお勧めします。

ぼくはこちらの75Lのバックパックを持っているのですが、いかんせん大容量なので色々詰め込みすぎてかなり重くなっちゃうんですよね。入るなら入れてしまうのが人の性。最初からある程度制限しておいた方がいいのかもしれません。

小型のソフトクーラーバッグ

荷物が制限される徒歩キャンプでは、もちろん食材や飲み物の運搬にも制限がありますよね。
当然クーラーボックスもグループで使うようなハードクーラーは運ぶのが大変です。

ですので、徒歩ソロキャンプであれば5Lくらいのソフトクーラーバッグをお勧めします。

1泊2日のソロキャンプであれば5Lもあれば割と十分だったりしますし、ソフトクーラーであれば帰りは折り畳んでバッグに突っ込めます。

こんな感じのやつがお勧め。

ゴミ袋入れ

ゴミの回収をしていないキャンプ場ではゴミを電車で持ち帰らなければならないのです。
意外とこれ忘れがちなんですよね。

ゴミを入れたビニール袋をそのままぶら下げて電車に乗るの、結構気が引けませんか。
見た目も臭いも気になるし…。

そんな時にお勧めなのが、アッシュキャリー(火消し袋)をゴミ袋入れとして使う方法です。

下の画像のバックパックの左側にぶら下がっている黒と緑のアッシュキャリーがそれです。
このそれぞれの中に燃えるゴミ、缶を分別したゴミ袋を入れ、口を閉じています。
こうしておけば、まさかゴミを運んでいるとは思われないでしょう。

チタンペグ

ペグって結構重いんですよね。どこでも対応できる鍛造ペグだと尚更重いです。

そんな時に役立つのがチタンペグ。多少値は張りますが、砂利サイトでも折れ曲がりにくく、なんといってもめっちゃ軽い。

徒歩キャンプでペグを使うならチタン一択だと思います。

徒歩キャンプで役立つTips

徒歩キャンプで役立つTipsをいくつかご紹介しましょう。
とはいってもそんな大層なものではないのでさらっとご紹介しますね。

保冷剤は凍らせた500mlペットボトルの水

クーラーバッグに入れる保冷剤ですが、普通の保冷剤を使わずに500mlのペットボトルの水を凍らせたものを使いましょう。

こうすることで、溶けたら飲み水として使えますし、帰りの荷物も減ります。

もしくは、食材を凍らせてそれを保冷剤として使ってしまうのもおすすめです。

食材は事前に買って下ごしらえする

徒歩キャンプの時は食材を事前に買っておいて下ごしらえしておいてしまうのもおすすめです。

こうすることで、

  • 味付けまでしてしまえば持っていく調味料が減らせる
  • 包丁とまな板を持っていく必要がなくなる
  • 使う分だけ持っていけるのでゴミが減らせる
  • 買い出しの時間・移動の労力が減らせる
  • キャンプ中の調理に使う時間が短くできる

といった結構なメリットがあります。
これは別に徒歩キャンプに限らずオートキャンプでも有効なテクニックですね。

意外と調味料を小分けにするのって面倒なので、徒歩キャンプの時はある程度シンプルな料理にした方が色々と楽かもしれません。

と言いつつも、ぼくはこの前中華鍋を持っていってがっつり中華料理を作ってしまいました。
まぁこれも楽しみの一つということで。

アルミホイルは万能

徒歩キャンプの万能選手がアルミホイルです。
徒歩キャンプにおけるアルミホイル活用術を、実用性重視で3点にまとめてみました。

  1. 「洗い物」をゼロにする

クッカーに敷く: フライパンや鍋の内側に敷いて調理すれば、本体は汚れません。洗剤やスポンジを持っていく必要がなくなります。
そのまま皿にする: 食べ終わったらホイルを丸めて捨てるだけ。皿を持っていく必要がなくなりますし、炊事場へ行く手間もカットできます。

  1. 「焚き火・後片付け」を時短する

網タワシ代わり: 使用後の網の焦げ付きは、丸めたホイルで擦れば一撃で落ちます。
灰受けに敷く: 焚き火台の底に敷いて、鎮火後にホイルごと包んでアッシュキャリーへ。撤収が爆速になります。

  1. クッカーアクセサリークッカーそのものとして使う

即席の蓋: どんなクッカーにもフィットし、蒸し焼きや保温に重宝します。
厚手を選ぶ: アウトドア用の厚手(極厚)なら破れず、簡易的な鉄板としても使えます。

持ち運びですが、 芯を抜いて平らに潰せば、バックパックの背面に差し込んでコンパクトに持ち運べます。

世の中には、こんな感じの厚手のBBQ用アルミホイル(アルミシート)というものが売っています。
色々な使い方ができて結構キャンプで重宝するので一つ持っておいてもいいのではないでしょうか。

徒歩キャンプの裏技

最後に、少しコストはかかりますが、徒歩キャンプの裏技的なものをご紹介しましょう。

レンタルを最大限活用する

持っていく荷物が多いなら、借りればいいじゃない」

ということで、もういっそキャンプギアレンタルサービスやキャンプ場のレンタルギアを利用してしまうのです。

hinataレンタルというサイトなら、提携しているキャンプ場で直接配送・返却ができますし、キャンプ場によってはレンタルギアの品揃えが豊富なところも最近は増えてきています。

まぁもちろんコストはかかりますが、どうしても荷物が減らせないけど徒歩キャンプにチャレンジしてみたい!という方はそのほかのコストと比較して吸収できそうならレンタルを活用するのもひとつの手です。

荷物を宅急便で送ってしまう

「そもそも荷物を持っていくってのが間違ってるんじゃない?」

ということで、レンタルとは違う観点ですが、宅急便で荷物を送ってしまうという手もあります。

もし行きたいキャンプ場の徒歩圏内に宅急便の営業所があったりしたら、そこに営業所止めでスーツケースに詰めたキャンプギアを丸ごと送ってしまうのです。

まぁそんなキャンプ場はだいぶ限られてはくると思いますが、キャンプ場までのどこかの駅の近くに営業所があったらそこまで送ってしまえば移動の負担はかなり減るでしょう。帰りも送っちゃうのもありですね。

こちらもコストはかかるので予算と相談しながらですね。

タクシーを使う

「歩くの大変なら、車に乗れば?」

徒歩キャンプとは…?という感じですよね。

でもこれは個人的には結構アリかなと思うのですが、何も公共交通機関にこだわらなくてもいいのです。
というか、これによって徒歩でいけるキャンプ場の幅も結構増えてきますのでおすすめですらあるかもしれません。

世の中で「徒歩キャンプにおすすめのキャンプ場」と言われているところでも、最寄駅から徒歩20分とかのところも割とあったりします。あとはめっちゃバスの本数が限られていたりとか。

「そんな距離歩きたくないよぉ…」というのであれば、最寄り駅からタクシーで行ってしまうのです。徒歩20分の距離なら数メーターでいけますよねたぶん。

最近はタクシー配車アプリも便利になっていますし、レンタカー使うよりはだいぶ安くなるはずですからね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「わざわざ重い荷物を背負って歩くなんて……」と思っていた方も、徒歩キャンプならではの圧倒的な自由度と、移動時間すら遊びに変えてしまう魅力が少しでも伝われば幸いです。

徒歩キャンプは、決して「車がないから仕方なくやるもの」ではなく、キャンプという体験をより濃密にするための、一つの完成されたスタイルです。

  • まずはバックパックに収まる分だけ、お気に入りのギアを厳選してみる。
  • 食材は下ごしらえして、パッキングを最大限効率化してみる。
  • 無理をせず、時にはタクシーやレンタルを賢く使ってみる。

最初から完璧なUL(ウルトラライト)を目指す必要はありません。
重ければ少しずつ削ればいいし、足りなければ現地で工夫すればいい。
その試行錯誤こそが、徒歩キャンプの醍醐味なのですから。

次の週末、バックパックひとつで駅に向かってみませんか。
そこには、ハンドルを握っている時には決して出会えない、新しいキャンプの景色が待っていますよ。

それでは、よいキャンプライフを!

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